商研グループ

シリカテクノロジー部門

シリカとは?

用途はガラス、タイヤ、防湿材(シリカゲル)、水のろ過材、太陽光パネルの電池、半導体材料 など広い範囲に使われています。

シリカの輸出国はオーストラリア、中国が主流です。 鉱山で採取した原料(シリカサンド)には、90%程度のシリカと、10%程度の不純物が混ざっています。

そのままではセメントに混ぜてシリカセメントを作るくらいしか用途がないので、不純物を取り除いて高純度シリカにします。

不純物を取り除く方法

今は強酸性薬品で原料を溶かして、不純物を除く方法が主流です。

その場合薬品代は高く、使った後の廃液処理設備に大きなコストがかかります。 第一危険ですね。

または数100℃の高温にして、不純物を焼いてしまう方法があります。

これも温度を上げるのに、多大な費用がかかってしまいます。

当然大きな機械設備が必要で、出来たシリカは高価になります。

商研テクノのテクノロジー

商研テクノでは、薬品を全く使わないで水だけで不純物を除きます。

水は循環させて再利用しますから、消費量はごくわずかです。 加熱もしません。

まず最初に原料を水で洗って、大きなごみを取り除きます。

同時に強力な磁石で鉄分を取り除きます。 ここまでは従来と同じです。

その後、新しく開発した「不純物キャッチするユニット」を通過させるだけです。

このユニットの開発には、相当苦労しましたが見事に完成しました。

一度このユニットを通過させれば7Nまでできますが、クリーンルーム内で何回も繰り返せば11Nが期待できます。

残念ながら7Nを超えたら、検査してくれる公的機関がありません。

検査装置は5000万円もするので、しばらくはお預けです。

量産体制を整えるべく、広島県庄原市に大きな工場跡を購入しました。
ここで高純度シリカを量産して、他社より必ず安く供給します。

工場は広いので、高純度シリカを使って、太陽光電池を製造する予定です。 本技術で世界のシリカ精製方法を変えていくつもりです。